fc2ブログ

つもり、つもり

つもり貯金!

BSフジ「欧州鉄道の旅」見て、フィンランド行った。つもり。

VR乗った。つもり。

それから、

カンテレのコンサートにも行って、カンテレキャンプにも行った。つもり。

あ、いやカンテレのコンサートにはリアルに行ったのです。
関西で、フィンランドのトッププレイヤーの演奏が聴ける機会がありまして、わーい嬉しー、とほくほく行ってきました。

カンテレというのは、フィンランドの民族楽器です。
木製の土台に弦を5本張ったものがトラディショナルな形。ロシアのグースリとか、エストニアのカンネルとか、親戚になるようです。(リンク先のウィキ先生をご参照下さいませ)
あと、ご興味のある方はこちらも是非→日本カンテレ友の会

演奏は、あらひろこさんとハンマーダルシマーという楽器の山口智さん(この楽器も面白かった!)のデュオから、“A'tre”<Sari Kauranen(サリ・カウラネン)さんとTimo Väänänen(ティモ・ヴァーナネン)さん>のパフォーマンスという二段構え。こじんまりとした空間で、マイクをかませず、生音で聴かせて下さいました。
カンテレの音が鳴った瞬間、やっぱりカンテレが指先に染み付いている人は、音の粒の立ち方がチガウ!と感動して、自分が想像していた以上に、食い入るように聴いて、見てしまいました。大人げなく最前列確保してしまったので、指先の動きなど、がっつり見られたのです。面白いのです、そういうところって。
全体的に北欧の土の香りのする選曲で、どの曲も私にとっては新鮮なフィンランド分が流れ込んでくるようでしたが、中盤、Timoさんが演奏された“ノヴゴロドカンテレ”(上のグースリのリンクの“翼型グースリ”のイラストほぼそのままの形でした。ノヴゴロドはロシアの地名だから、つまるところグースリってことなのかな)の演奏は、見たこと無い種類のものだったので、非常に興味深かったです。土台に開けてある穴から左手を突っ込んで、弾いたり音止めたりするとは。

終了後、隣に座られていた方が「カンテレのCDは持っていたのだけれど、どういう風に弾くのか興味があって」と仰られたのに、自分がフィンランドへ行ったことのそもそもの話を思い出した。
自分もカンテレに興味があって、5弦を手に入れたのは良いものの、果たしてこれをどうすれば良いのやら?よく考えてみれば演奏風景を見たことも無いものをどう扱えば良いのかなんて、わからへんやんと思っていたところに、カンテレキャンプ(奏法のレクチャーを受けられる合宿的なもの)の案内を見つけて、初心者でも大丈夫ということだったので行ってしまったのだった、フィンランド。
そうそう、そうだった。
思い切ったなぁ。日本でもお教室があって、そのなかには毎週きっちり通わなくても良い種類のものもあると知ったのはその後だったのだ…。
YouTubeで演奏動画も見られるし、もしも今カンテレに触れようと思い立ったのなら、もうちょっと身の丈に合った方法が選べるなぁ。世界は進んでいる。
でも実際現地で得られた情報の大きさも、今頃になって染みる。そうでないと、このくらいで行ったつもりにはなれないかも。(反面、また行きたくもなるんだけどねぇ。だってVRには食堂車ついてるんだよー。)

ま、何にせよ、一番肝要なのは続けることだ!っていうことに帰り着くのです。いつも。………とほほ。

いやしかし、良い時間でした。
やっぱりトラッドな曲は楽しいなぁ。それと、ソロじゃない演奏っていいなぁ。誰かと創られた音楽って素敵だなぁ。
自分の、満足な感想も言えない錆び付いた英語および日本語を反省して、帰ってきました。言葉も、継続。とほほ。
スポンサーサイト



非公開コメント

リンク
プロフィール

みさき

Author:みさき
ノスタルジィなお嬢さんの服を作っています。
制作や、イベント参加について、ほか個人的な話題なども書いております。

さえずり
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR